抜歯治療
抜歯治療
個人差がありますが、10代後半から20代が一般的です。他の歯と違い、親が歯の生え始めを知ることがないことが、「親知らず」という名前の由来とされています。
親知らずが生えない人もいます。親知らずがすべてある場合は、上下左右に1本ずつ、全部で4本です。4本全てないこともあれば、1‐3本がない人もいます。
また、親知らずが歯肉の下に埋まったままで、生えてこない場合もあります。
以下の症状にあてはまる方は親知らずに問題がある可能性が高いです。
初診・診査診断
抜歯対象の歯の状況(生え方、根が曲がっていないかなど)を把握します。場合によってはCTで三次元的に位置を把握します。(CT撮影は保険適用です)
レントゲン説明・術前説明・抜歯の意思確認(同意書)
レントゲンの説明、抜歯の流れ、考えられるリスク、術前術後の注意事項の説明を行います。抜歯することに同意される場合、次回以降で抜歯を進めて行きます。抜歯を行う際には、必ず問診による全身疾患や患者の状況を再度確認いたします。初診時にいきなり抜歯することはありませんのでご安心ください。抜歯すると元に戻せないため、説明およびご同意をいただいたうえで処置を行います。
抜歯当日(まっすぐ生えている歯)a.麻酔 b.抜歯 c.止血
(歯肉に埋まっている歯)a.麻酔 b.切開 c.抜歯 d.縫合 e.止血
埋まっている量が多い場合、歯肉を移動させ、歯を調整し細かくしながら抜歯をして行きます。当院では、患者様の身体的負担をできるかぎり抑えた抜歯に努めています。安全性を第一に考えながら、処置の範囲を最小限に抑え、治療期間を短縮させます。親知らずの抜歯は出血をともなう外科的処置なので負担が大きいため、歯肉の剥離や骨の削除などでは特に意識しています。
消毒
2,3回は少なくとも消毒が必要になります。その後は治癒の状況により、来院のペースをこちらより指示いたします。
消毒・メインテナンス
抜歯後はお口の中を清潔に維持された方が、治癒が早いです。痛みや腫れ、お口の開閉に問題がないところまで回復してきた場合はメインテナンスも行っていきます。
抜歯して終わりではありません。傷口になりますので、正常な状況(歯肉の穴がなくなり平らになるまで)になるまで3,4ヶ月かかります。以下、順調に経過し治癒した場合の流れになります。処置の状況や個人差により、痛みや腫れの程度、治癒の期間は前後いたします。