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こんにちは。東京都江東区木場(門前仲町・東陽町の深川エリア)の歯医者、こうとうデンタルオフィス木場でございます。
以前のブログ(2022年8月1日)で歯周病をテーマにお話をしましたが、今回は歯周病の治療開始時に行う歯肉の検査についてお話していきます!
検査時に確認していることは主に4つあります。
①プロービング検査(歯と歯肉の溝(ポケット)の深さの検査)
歯肉は歯に付着していますが、健康な方でもわずかなすき間があります。(サルカスといいます)深さは1~3ミリ程度で、4ミリ以上になると歯周病の疑いが浮上します。検査は専用の器具(プローブ)を用いてポケットの深さを歯1本ずつ数値を記録していきます。
②歯肉からの出血の検査
検査を進めていくときに歯肉からの出血の有無も記録します。出血の数値はお口全体で20%以下が望ましいとされています。この出血の有無が歯周病が進行しているのかを把握する大変重要な徴候となります。出血は歯肉の腫れや炎症が強いところから確認されることがほとんどです。また炎症のある患部を触るため痛みを感じる場合がありますが、歯周病治療をきちんと進めることにより痛みは軽減されていきますのでご安心ください。逆に出血が少なければ少ないほど歯肉の状態が安定している証拠となります。
③レントゲン検査
レントゲンを撮影し元の骨の位置や骨の吸収具合を確認します。骨の吸収が大きいほど歯周病が進行している可能性が高くなります。
④歯の揺れ(動揺度)の検査
ピンセットで歯をつまみ揺れがないかを1本ずつ確認します。同様の有無は歯周病の進行だけでなく、噛む力や噛み合わせの影響でも増加することがあるため、どちらが原因で揺れているのかを見分ける必要があります。
上記4つの他に、歯肉がどのくらい痩せているのか、どこに磨き残しがあるのか、歯周病のリスクファクター(糖尿病や喫煙など病気発症や進行を高める可能性のある要素)の確認なども状況に応じて行います。
以上が歯周病検査の際に歯科衛生士が確認をしていることです。
歯周病は自覚症状がなく進行する病気ですので定期的な歯科検診をおすすめいたします😊
最後までお読みいただきありがとうございました。良い一日をお過ごしください♪
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