「いただきます」を掘り下げよう|ブログ|江東区木場駅の歯科医院 – こうとうデンタルオフィス木場

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「いただきます」を掘り下げよう

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こんにちは。東京都江東区木場(門前仲町・東陽町の深川エリア)の歯医者、こうとうデンタルオフィス木場、保育士の酒井梨乃です。

今回は「上級食育アドバイザー」有資格者としてのブログ、大きなテーマは「食育」です。今回はぜひお子様と読んでいただきたい内容です。大人の方には少し簡単かもしれませんが、あえてお子様向けにかみ砕いていますので、ぜひ一緒にお読みいただき、伝えてくだされば幸いです。

 

食育、とひとえに言っても、季節の食材、食材の流通経路、地域の食材、栽培、料理などなど、さまざまなアプローチ方法があります。保育園でも実際に栽培と収穫の体験、料理、すいかを割ってみる、季節の食を食べたり説明を聞く、など、食育の時間がありますね。

今日は基礎中の基礎、「いただきます」という言葉にどれほどの意味がこもっているか、掘り下げていきましょう。

皆様のお子様はもう「いただきます」と言えますか? 何に対して「いただきます」と言うのか。お子様に伝えられたら、お子様はもっとそのことについて考え、知識を深め、感謝を感じる良いきっかけになると思いますよ 😛

 

そもそも食育とは

農林水産省の定義をかみ砕くと

 🙂 食育は生きる上での基本!

 🙂 食育・体育・徳育の基礎!

 🙂 経験を通して食の「知識」と「選ぶ力」を養い、健康な人生を歩もう!

これが食育です。うーん素晴らしい。

 

「いただきます」という

国はすくない

ご存じの方も多いはず。「いただきます」というあいさつをする国は少ないのです。

「さぁ食べましょう」と言ったり、「どうぞ召し上がれ」と言ったり、神様に感謝の祈りを捧げたり。もちろん「いただきます」という言葉がない国も、食事は楽しい、うれしい、ありがたいという気持ちはみんな一緒です 🙂

日本のこの言葉には、命をゆずってくれた生き物と、食事として自分の食卓まで届けてくれた人、その両方に対する感謝の気持ちが込められています

 

 

太陽と水と気温。

自然と相談しながら

育ててくれた人に

「いただきます」

野菜やお米、小麦など、それぞれが育つのにそれぞれの適度な気温、日光、水の量があります。その調整をするプロが、農家や酪農家や漁師の方たち。毎日チェックをして大切に大切に育てていきます

 

漁師→朝早くから夜遅くまで船を出して魚をつかまえる、赤ちゃん貝を海につけて、成長したら引き上げるなど。

酪農家→おいしいご飯を作って食べさせる、病気がないかチェックする、元気にうんちが出ているかチェックする、小屋を清潔に掃除するなど。

農家→均等に日光があたるように向きを調整する、虫がつくのを防ぐ、木の皮を削る、肥料を与える、雨よけ対策をするなど。

 

時には災害で、今まで頑張って育ててきた作物や動物が犠牲になってしまうことも…。ニュースで洪水や台風が起きているのを見た時に、その背後にはそんな人たちがいることを思い出して、「少しでも被害が少ないように…」と思えるようになれたらステキですね。

 

作ってくれた人たちに

「いただきます」

家族→好きなものや、体の調子にあわせて料理を作ってくれる人は、なんといっても家族。

 

パン屋さん→その日の天気や気温を気にしながら、パン酵母を使いパンを膨らませている。真夏でも暑いオーブンでパンを焼いている。

 

おにぎり屋さん→朝早くからたくさんのお米を炊いて、具を作って、ひとつひとつ大切に握っている。

 

料理人、お弁当屋さん→技術をたくさん学んで、季節の料理を作ってくれる。中には外国まで勉強をしに行く人も。

 

お豆腐屋さん→大豆を前の日から水に浸して、煮たりつぶしたり。1粒1粒の大豆を大切にして出来上がる。

 

今ではパッと簡単に買える食料も、そこにくるまでにたくさんの人が、たくさんの手間暇をかけているんですね。

 

よごれをとってくれた人

形を整えてくれた人

袋に詰めてくれた人に

「いただきます」

●牛、豚、鶏

肉は食用、皮はバッグやくつ、家具に使えるように、いただく命を大切に扱う→肉はカタ、ムネなど部位ごとにかたまりに分ける→ステーキ用、焼き肉用など、料理しやすいサイズにする。

 

●魚

綺麗な水で洗い、冷蔵や冷凍する→頭、うろこ、内蔵、ヒレなど、食べられない部分を取り除く→切って料理しやすいサイズにする。サンマ、イワシ、アジなどそのままの形でも食べられる魚もある。

 

●野菜

土や食べられない葉っぱを取り除く→長さや大きさをそろえたり、同じ量になるように重さをはかる→つぶれたり汚れたりしないように、箱や袋に詰める。

 

運んでくれた人に

「いただきます」

道路にたくさん走っているトラックのなかにも、食料を運んでいるトラックがたくさんあります。実は身近にもいたんですね!

 

トラック→陸上輸送のほとんどがトラック。食べ物が痛まないよう、崩れないよう、安全運転で時間に間に合うように走る。

 

バイク→料理があたたかいうちに、こぼれないように気を付けて運ぶ。

 

飛行機→遠い外国から、鮮度が大事な荷物を大急ぎで運ぶ。

 

貨物鉄道→くだものや野菜の一部も鉄道で運ばれている。長距離をたくさんの食べ物を運ぶのによく、環境にもとてもやさしい。アメリカなどにいくと、なが~~い貨物鉄道が見られる。

 

→外国の食材をよく運んでいる。赤道を通る時は、温度にとても気を使っている。

 

ちなみに、住んでいる場所の近くでとれたものを食べることを「地産地消(ちさんちしょう)」といいます。

 

…とこのように、私たちが美味しく食事をするまでに、本当にたくさんの人たちが汗を流して頑張っています。

そんなすべての人たち、命をゆずってくれた生き物への感謝の気持ちをたくさん込めたのが「いただきます」という言葉。知っているのと知らないのでは、言葉の重みがかなり違いますね 🙂 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。良い一日をお過ごしください♪

 

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