親知らずについて|ブログ|江東区木場駅の歯科医院 – こうとうデンタルオフィス木場

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親知らずについて

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こんにちは。東京都江東区木場(門前仲町・東陽町の深川エリア)の歯医者、こうとうデンタルオフィス木場でございます。

 

一般的に10代後半~20代にかけて生えてくる親知らず。

歯科医院で先生から「この親知らずは抜いたほうがいいですね。」と言われても、いま何か問題を感じているわけではないから、と、保留にしているかたが多いです。しかし、親知らずとはいえ噛み合わせを支える大事な歯。そんな大事な歯を抜くことを歯科医師が勧めるのにはそれだけの理由があるのです。今回は、そんな親知らずについて解説していきます😊

 

なぜ親知らずの抜歯を勧めるの?

永久歯のなかで最後に生えてくる親知らず。まっすぐ生えているなら問題はございません。

ですが現代は、顎が狭く小さくなっていて、親知らずが半ば埋もれて生えている(半埋伏)かたや傾いて生えているかたが圧倒的に多くなっています。

このような咀嚼機能を果たさない親知らずは、虫歯の原因になったり歯ぐきに炎症を起こしたり、歯並びに影響するだけでなく、全身の健康にも関わってきます。いま現在、お痛みや異常はなくても将来的な健康を考えてご提案しているのです。

歯科医師が抜歯をすすめる場合、以下の理由などが考えられます。

①まっすぐ生えず歯ブラシが届きにくいため虫歯や歯周病になりやすい。

②汚れが停滞しやすく歯肉に炎症が起き膿や血が出やすくなる。

③隣の歯にも影響し虫歯や歯周病などの影響を及ぼす。

④親知らずの生え方で噛み合わせのバランスが崩れている。(顎関節症の原因にもなりやすい。)

⑤生え方によっては歯列不正になる可能性がある。

 

 

気になる痛みや腫れ・しびれ

抜歯の前には当然、麻酔をしっかり作用させて痛みを感じないようにします。術後の痛みや腫れ、しびれが起こるリスクには親知らずの生え方が関係しています。骨のなかに埋まっている親知らずほど抜歯に時間がかかり治療後に腫れやすいです。

【痛みと腫れ】

基本的に歯ぐきを切開したり骨を削る箇所が多いほど腫れが生じます。抜歯後の痛みのピークは1日後、腫れのピークは2日後でそれから徐々に引いていきます。ですがもし4~5日後、あるいは1週間してから腫れが増してくるようですと術後感染が起きていると考えられます。速やかに歯科医院に相談しましょう。

【しびれ】

神経のしびれは親知らずの生えている位置関係上どうしてもリスクはゼロにはなりませんが、可能な限り予防策をとって治療に臨みます。

下あごの親知らずのそばには、神経や血管の集まりである下顎管や舌神経が通っています。その位置は患者様によって異なり、親知らずから少し離れた位置に通っていることもあれば接するほど近くを通っていることも、、、抜歯の際にこれらの神経に刺激が加わると下唇や顎の皮膚にしびれが出ることがあります。

 

 

抜歯後の注意事項

個人差はありますが、麻酔は通常2~3時間程度は効いています。この間はお食事はなるべく避けてください。麻酔によって感覚が鈍っているため、熱いものを食べたり飲んだりした際にやけどをしてしまったり、口腔内や舌を噛んでしまっても気が付かないことがあります。血流をよくする刺激物アルコールは控えていただき、抜歯当日の入浴もシャワー程度にしておきましょう。

 

当院では、抜歯対象の歯の状況を把握し、抜歯の流れ、考えられるリスク術前術後の注意事項などをしっかりとご説明したうえで、抜歯することに同意される場合、次回以降で抜歯をすすめていきます。初診時にいきなり抜歯を行うことはありませんのでご安心ください。抜歯をするともとに戻せないためしっかりとご説明およびご同意を頂いたうえで処置を行ってまいります。

 

抜歯後はだれでも不安になるものです。

気になること、心配なことがございましたらご遠慮なくお申し付けください😊

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。良い一日をお過ごしください♪

 

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