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こんにちは。東京都江東区木場(門前仲町・東陽町の深川エリア)の歯医者、こうとうデンタルオフィス木場でございます。
「口を開けたときに音がする」「痛みがある」「口が開かない」というのは顎関節症の典型的な症状ですが、症状により重症度も違えば、患者様にしてもらいたいことや歯科医院で行う治療も異なります。
今回は顎関節症について詳しく解説していきます。
顎関節症は顎関節の内部か顎関節を覆う筋肉に異常が起きたときに発症します。
①「音がする」タイプ
口を開けたときに「音がする」というのは典型的な顎関節症の症状ですが、いちばん軽度の症状です。とくに治療の必要はありませんが、自己判断は危険です。歯医者さんで診てもらうのが安心ですよ😊
②「痛みがある」タイプ
「口を開けたりかみしめると痛みがある」または「音がするだけだったのが、痛むようになった」場合はできるだけ早く歯科を受診してください。様子を見る目安は1週間です。
③「口が開かない」タイプ
「大きく口を開けられない」「音がするだけだったのが、口が開かなくなった」場合、こちらもできるだけ早く歯科を受診してください。口が開かないタイプの場合、はぼ顎関節の内部に問題が起きています。
歯科では、お痛みの原因が顎関節の内部にあるのか、顎関節を覆う筋肉にあるのかを判断してから、指導や治療を行います。
顎関節と筋肉、どちらが原因にしろ、まず患者様にしていただくことは、「痛みが出るような顎の動きはしない」「無理をして口を開けない」これが顎関節症の治療方針のひとつです。
安静にしても痛みが引かない場合は鎮痛剤を処方したり、あごの負担を減らすマウスピースを作ったり、原因ごとに違う治療を行います。
顎関節症に影響する習慣チェックリスト
☐スマホをみる時間が増えた
☐猫背気味である
☐オンライン(リモートワーク)中心の生活をしている
☐よく頬杖をつく
☐うつぶせ寝の習慣がある
☐気がつくと上下の歯がくっついている
☐ご家族のかたから寝ているときの歯ぎしりを指摘されたことがある
☐朝起きると頬から下あごのえらにかけてだるさがある
☐歯がすり減ってきた(短くなった)
💡変えられるものから変えていこう
うつぶせ寝や睡眠中の歯ぎしりなど無意識のうちの行動はそうそう変えられるものではありません。“自覚しやすい・変えようと思って変えられる要因”から変えていきましょう。
スマホやパソコンを見るときに、下を向いたり、前傾姿勢や猫背になっていませんか??頬杖の癖はありませんか??これらは顎関節への負担となります。見ているときの姿勢の改善や、15~30分ごとにインターバルを置くなど、意識して改善していくとよいですね 😊
顎関節症は患者様ご自身が主体となり治していくものです。顎関節症もむし歯や歯周病と同じく早めに対処するほど、症状の改善が速やかです。
このように重症度によって歯科医院で行う治療が異なりますので、気になったら一度歯科医師に相談してみてください😊
最初は軽度でも重症化する可能性もありますので、重症化させないために生活習慣の改善を心掛けましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。良い一日をお過ごしください♪
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