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こんにちは。東京都江東区木場(門前仲町・東陽町の深川エリア)の歯医者、こうとうデンタルオフィス木場でございます。
古来、東洋医学では、舌は全身の健康状態を写すものとして重視されてきました。体内の血液や体液が集まる舌には、品貧血や胃腸の疲れ栄養不良などの全身の疲れがあらわれてきます。
今回のブログは【舌】について詳しくご説明いたします。
舌が赤いのは、血液(ヘモグロビン)の色に由来します。たとえば、貧血などで赤血球が少なくなると、舌は白っぽくなります。一方脱水などで血液中の水分が少なくなれば、血液が濃縮されて舌の赤みが増します。
舌の色・形・質感を見よう
色 | 形 | 質感 |
・舌全体が赤すぎたり白すぎたり、青かったりしないか。
・舌の色がまだらなところはないか ・舌の先端だけが赤くないか ・舌乳頭だけが赤くないか ・舌苔の色はどうか |
・舌苔はべったり厚くなっていないか(通常舌苔はうっすらと付着しています。)
・舌乳頭がはっきり見えるか、見えないか ・舌乳頭が大きくないか ・舌の縁がへこんだり、でこぼこしていないか ・舌の表面が溝のようにひび割れていないか |
・舌の表面がツルツルになっていないか
・舌が腫れぼったくないか ・舌が乾燥していないか |
💡【舌乳頭】舌にあるたくさんのブツブツ。これは正常な状態で、このブツブツを舌乳頭と言います。味を感じる味蕾や、水分を保湿する機能のある大切な器官です。
💡【舌苔】健康な舌は薄いピンク色をしていて、うるおった状態です。しかし、舌の表面に白・黄色の苔状のものが付着していることがあります。これが舌苔(ぜったい)です。
舌にあらわれる体の不調
《貧血傾向》血液の循環不足により舌が全体的に白っぽくみえたり、血液の循環不足により舌乳頭が消失するために、舌の表面がツルツルして光ったように見えます。
《胃腸の疲れ》胃腸が弱って基礎代謝が悪くなると、水分が舌に停滞し、水分を多く含んだ舌苔が舌にべったりとくっつきます。
《むくみ》水分代謝が良くなくなると舌の細胞に水が溜まってしまい、舌が腫れぼったく大きくなったように見えます。
《栄養不良など》栄養が行き渡っていないと、白い部分と赤い部分が生じ、舌がまだら状に見えます。
《シェーグレン症候群》免疫のバランスが崩れることで、目や口などを中心に乾燥が起こります。舌にもその兆候はあらわれ、唾液が出ていない乾燥した状態になると、血液がの濃縮されて赤みが増します。
《いびき》舌の先端だけが他の部分より赤くなっている場合、いびきや睡眠時無呼吸症候群が疑われます。
舌は体調面のさまざまな変化を教えてくれます。舌も、定期的に観察する習慣を身につけていただければと思います。
なお、今回のお話とは少し違いますが「2週間以上治らない口内炎」はがん病変の疑いがあります。速やかに医療機関に受診をしましょう。
お口のお困りごとは、お気軽にご相談くださいませ☺️
最後までお読みいただきありがとうございました。良い一日をお過ごしください♪
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