ハミガキ粉の成分、分類について|ブログ|江東区木場駅の歯科医院 – こうとうデンタルオフィス木場

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ハミガキ粉の成分、分類について

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こんにちは。東京都江東区木場(門前仲町・東陽町の深川エリア)の歯医者、こうとうデンタルオフィス木場です。本日はハミガキ粉(以下、歯磨剤)の成分、分類について説明していきます。

 

分類

歯磨剤は、薬機法で化粧品、医薬部外品、医薬品に分類されています。歯科医院で使われているのは医薬品で、一般に購入することはできません。

 

化粧品

基本成分だけで構成されており、どちらでも購入可能です。ステイン除去や清涼感などの効果が得られます。使用感、味、香りなど、好みで選ぶ方が多いです。

 

医薬部外品

基本成分だけでなく、薬用成分も含まれています。どちらでも購入可能です。歯周病やむし歯予防、講習予防などに効果があります。

 

医薬品

治療効果が明確に認められたもので、歯科で用いられる研磨ペーストやフッ化物などを指します。病院以外では入手できません。

 

では細かく、成分についてみていきましょう。

 

基本成分

研磨剤 歯垢やステインを除去。
清掃助剤 取り除いたステインに吸着し、排出させるのを助ける。
発泡剤 泡立たせる。歯磨剤を拡散させ、洗浄する。
香味剤 爽快感と心地よい風味により、さっぱり感を出す。
清涼剤 メントールなどの風味ですっきりした清涼感を出す。
湿潤剤 適度な湿り気を与え、歯磨剤の乾燥を防ぐ。
粘血剤 粉黛と液体の成分を結合させ、粘り気を与える。
保存剤 歯磨剤の成分が時間とともに変質するのを防ぐ。
着色剤 歯磨剤に色をつけて、見た目の印象をよくする。

 

薬用成分

殺菌剤 殺菌を殺し、歯周病菌の繁殖やプラークの形成を防ぐ。
歯質強化剤 エナメル質の再石灰化を促す。
歯垢分解剤 プラークを分解する。
消炎剤 歯肉の炎症を抑える。
血行促進剤 歯肉の血行をよくし、細胞に酸素や栄養素を届きやすくする。
止血剤 炎症による出血を抑える。
収れん剤 歯周病でぶよぶよになった歯肉を引き締める。
細胞賦活(ふかつ)剤 炎症でダメージを受けた歯肉の細胞を活性化させる。
知覚鈍麻剤 知覚過敏による痛みなどを抑える。
象牙細管封鎖剤 神経伝達にかかわる象牙細管を覆い、知覚過敏を抑制。
ステイン除去剤 歯の表面についた着色を取り除く。

 

当院では、効果や薬品の強さなどを加味し、医薬部外品と医薬品を販売しています。医薬品ですと効果が強すぎる商品もあるためです。

患者様ごとのお口の状態にあわせ、必要となる商品をカスタマイズし提案しておりますので、お気軽にご相談ください 🙂

 

最後までお読みいただきありがとうございました。良い一日をお過ごしください♪

 

 

 

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