「甘いもの=ダメではない!」お子様のおやつについて|ブログ|江東区木場駅の歯科医院 – こうとうデンタルオフィス木場

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「甘いもの=ダメではない!」お子様のおやつについて

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こんにちは。東京都江東区木場(門前仲町・東陽町の深川エリア)の歯医者、こうとうデンタルオフィス木場でございます。

現在、虫歯予防においてもっとも科学的に根拠があるのは、フッ素(フッ化物)配合の歯みがき剤を使うことと言われています。ですが、3歳ごろまでは、仕上げ磨きを嫌がったり、使える歯磨き剤の量が少なかったりして、その力を充分に活用することがまだ難しい時期。その分、食生活に気をつける必要性が高くなります。しかし、現代の一般的な環境では、砂糖を全く口にしないという生活は難しいですし、お子様にとっても、“甘いもの禁止”は窮屈ですよね😢今回のブログでは、どのようなところをどの程度気をつけたら効果的なのかについて解説していきます!

 

甘いもの(遊離糖)の摂取基準

WHO(世界保健機関)は遊離糖の摂取量を総エネルギー摂取量の10%未満、理想的には5%未満に抑えると生涯虫歯になるリスクが低くなるとされています。遊離糖とは、食品や飲料の加工調理で加えられる糖を指します。また、はちみつ、シロップ、果汁、濃縮果汁などに自然に存在する糖にも含まれます。

 

 

まるごとの野菜・果物はOK

新鮮な野菜・果物に含まれる糖は遊離糖ではありませんまた、母乳やミルクなどの甘みも違います。果物・蒸し野菜・茹でとうもろこしのような、あまり加工をしていないおやつや、おにぎり、おせんべい、無糖ヨーグルトなど、普段の食事に近いおやつのほうがしっかり噛んでた食べることになり、栄養もあっておすすめです😊

 

 

なるべく避けたいおやつ

ジュースやスポーツドリンクを含む清涼飲料水には多くの遊離糖が含まれています。そのため、1歳未満は果物・野菜ジュースを避けるべきと言われています。また、唾液が出にくい飲みものや、お口の中に長く残る食べ物は細菌が酸を出し続け、歯を溶かしてしまいます。

✓長くお口に残りやすいおやつ(チョコ・ポテトチップス等)

✓だらだら食べになりやすいおやつ(アメ・ラムネ・グミ等)

✓噛まないおやつ(ジュース・スムージー・ジュレ・アイス等)

 

間食の頻度

おやつ(補食)は1日に1回、多くても2回まで。間食の回数が多いほど虫歯になりやすくなります。特に1日3回以上の間食は虫歯がグッと増えるという研究があります。保育園や幼稚園でおやつが2回出る場合、お家でも与えてしまうと多すぎてしまいます。

 

 

それぞれのご家庭に寄り添った支援を

お口の状態は、大人も子どもも人それぞれ。お菓子やジュースをいくら摂取しても虫歯にならない人もいれば、間食回数が0回でも虫歯が発生する人がいるように、それぞれの状況によって異なりますし、虫歯は生活習慣だけではないさまざまな要素で成り立ちます。基本的な対策を踏まえたうえで、おもに遊離糖の摂取について、お子様に無理のない範囲でコントロールしていくこと。それが、一生涯の虫歯発生リスクを抑えていくために重要です😊

 

最後までお読みいただきありがとうございました。良い一日をお過ごしください♪

 

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