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こんにちは。東京都江東区木場(門前仲町・東陽町の深川エリア)の歯医者、こうとうデンタルオフィス木場でございます。
つめ物、かぶせ物が外れてしまったとき、「次の受診のときに、、、」「噛めるからいいかな、、、」なんてそのままにしていませんか??すぐに受診をしないとあとあと問題が出てくることも、、、
今回は、つめ物・かぶせ物が取れたときの対応についてお話ししていきます。
一度つめ物、かぶせ物がお口に入ったら一生使えるものだと思われていませんか??
毎食ごとに、食べ物を咀嚼し、ときに外れたり、壊れたりすることもあります。外れにくいように治療していますが、あくまでも歯にくっついている状態ですので「絶対に外れない構造ではない」ということをご理解ください。とくに金属のものは外れやすい傾向にあります。
お口のなかはつめ物・かぶせ物にとっては厳しい環境です
①噛む力
噛むことで、歯に対して繰り返し力が加わります。それにより、セメントの劣化やつめ物、かぶせ物の破折などが起こることがあります。
②唾液
お口のなかでは唾液が分泌されています。セメントは性質上水分に弱いです。
③細菌
むし歯の原因となる細菌が、歯とつめ物、かぶせ物のすき間から入り込んでむし歯になることがあります。むし歯が進行すると歯が溶けて穴があくため、つめ物、かぶせ物が合わなくなります。
つめ物・かぶせ物が外れてしまうおもな原因は4つ
セメントの溶け出し・劣化
むし歯
つめ物・かぶせ物の破損
歯の破折
💡外れたままにしないで!つめ物・かぶせ物
✔️すぐに受診をすると、つめ物やかぶせ物をつけなおせることがある
セメントが溶け出しただけであれば外れたものをつけなおすことができます。
✔️時間が経つとお口のなかの状態が変化し、外れたつめ物・かぶせ物が入らなくなる
外れてできたすき間に周りの歯が動いてきたり、隣の歯との距離が変わってしまうことは隣の歯との距離が変わってしまうことはよくあります。また、むし歯で溶けたり、歯が欠けることで、形が変わることもあります。
✔️外れた部分の歯は欠けやすい
つめ物の治療は歯を削って行うため、歯は薄くなっているはずです。そのため、歯自体の耐久性が弱まっています。
✔️むし歯になりやすい
歯の内部(象牙質)はもともとむし歯になりやすいのですが、その部分を覆っていたつめ物やかぶせ物がなくなってしまうと、よりむし歯のリスクが高まります。
✔️早めの治療でむし歯の広がりを抑えたい
むし歯が原因で外れてしまったり、ときに歯の根にヒビが入ってしまうこともあります。そのままにしておくと、むし歯の範囲が広がることがあります。
✔️噛み合わせが変わることがある
大きなかぶせ物が外れた場合、周りの歯の移動量が大きくなり、噛み合わせにまで影響が及ぶことがあります。
お口の状態にもよりますが、基本的に再装着できるのは「すぐに受診」をしたときだけです💡
【受診までのあいだに注意していただきたいこと】
⚠️なるべく固いものは避ける
つめ物・かぶせ物をした歯はもろく、折れやすくなっているため、その歯で固いものを噛むのはなるべくひかえるようにしましょう。
⚠️お口のケアをしっかり行う
つめ物・かぶせ物が外れた状態ではむし歯が進行しやすいため、歯に汚れが残らないように気をつけましょう。ただし、歯が割れたりしないように歯ブラシで強く当てるのは避けましょう。フッ素配合の歯みがき剤をご使用いただくことも重要です。
⚠️外れたつめ物・かぶせ物を捨てない
外れたつめ物・かぶせ物は捨てずに歯科医院へ持ってきてください。つけなおせる可能性もありますし、外れた原因も分かりやすくなります。
⚠️自分でつけなおそうとしない
まれに市販の接着剤でくっつけてくるかたもいらっしゃいますが、絶対にやめてください。体内への害はもちろんですが、それ以前に歯科専用の接着剤以外では、唾液があるため絶対にくっつきません。仮にご自身でつけてしまった場合、ご来院時に「接着剤をとる」という工程が増えて処置に時間がかかってしまいます。
せっかく入れたつめ物・かぶせ物。外れてしまうのは、とても残念なことですよね。長持ちさせるためには、日々のご自身によるセルフケアと歯科医院での定期検診が大切です。
いつまでもご自身の歯でお食事を召し上がれるように
歯のつめ物・かぶせ物を一緒に守っていきましょう☺️
最後までお読みいただきありがとうございます。良い1日をお過ごしください♪
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