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こんにちは。東京都江東区木場(門前仲町・東陽町の深川エリア)の歯医者、こうとうデンタルオフィス木場でございます。
以前のブログ「歯の根の治療について」では、根っこの治療をするとどのような症状が現れるのか、についてご説明しました。今回のブログでは、そんな根っこの治療の全体的な流れについてお話していきたいと思います😊
根っこの治療は小さな虫歯を治療するときのように、虫歯になったところを除去して詰めて終わり。ではなく、歯科治療の中でもとりわけ複雑なステップを踏んで進んでいきます。
①除去
歯の内部にある神経(歯髄)まで虫歯が及んだ場合、細菌感染を起こした部分を取り除きます。根っこの内部(根管)は専門的な器具と技術を用いて可能な限り感染部を取り除きます。
②洗浄
感染部を除去した時の削りかすを洗い流します。削りかすは細菌のかたまりですから、そのままにしておくと状態の悪化に繋がります。
③消毒
根幹の内部を消毒し薬剤を詰めます。
④仮封(仮の蓋)
細菌が入らないように仮の詰め物で蓋をします。
※根っこの状態が良くない場合は仮封をしてしまうと内部圧が高まり逆に痛みや腫れを伴う場合があります。そのような場合は仮封をせず穴が開いたまま(オープン)の状態で次回の予約時まで様子をみることもあります。(綿のみ詰める場合もあります)
①~④のステップを、根管の内部の汚れや炎症がなくなるまで繰り返します。炎症があるかたや状態が良くないかたは⑤に行くまで、回数やお時間がかかります。
⑤充填(根管充填)
仮の蓋を外し根っこの中が問題なければ、根管内部にすき間なく最終的な充填材を入れます。すき間なくお薬を詰めますので、充填後に鈍痛のような違和感が生じる場合があります。ズキズキするような痛みでなければ問題ありません。※症状の有無には個人差があります。
①~⑤の流れは
*根管の中から細菌を取り除く。
*取り除ききれない感染部分の活動を抑える。
*外から細菌が新たに入ってこないようにする。
という考えから成り立っています。
「根っこの治療はすべての細菌との戦い」です。根っこの治療に回数・お時間がかかることを、このブログを通して少しでも知っていただければと思います 😳
根っこの治療のステップは以上ですが、充填後も治療は続きます。この後は、内部に土台を作りかぶせ物を作る準備をしていきます。かぶせ物を入れるまでの流れは次回のブログに掲載しますので、ぜひご覧ください!
最後までお読みいただきありがとうございました。良い一日をお過ごしください♪
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