赤ちゃんのお口刺激|ブログ|江東区木場駅の歯科医院 – こうとうデンタルオフィス木場

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赤ちゃんのお口刺激

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こんにちは。東京都江東区木場(門前仲町・東陽町の深川エリア)の歯医者、こうとうデンタルオフィス木場でございます。

 

指をくわえたり、手の甲やこぶしをなめたりといった赤ちゃん特有の光景で、とても可愛らしいですよね!😊

可愛らしいこのしぐさ、じつは大切な意味があるのです。今回のブログは赤ちゃんの“お口刺激”についてまとめました。

 

赤ちゃんは唇や舌、指で遊ぶことが大好きです。指や手の甲をなめたり、ぎゅっと握ったこぶしをお口へ入れようとしたり。手だけでなくタオルやおもちゃもなめます。このような赤ちゃんのしぐさは一般的に生後1か月半~2か月ごろからみられます。さらに生後3~4か月になると、指しゃぶりに移行していきます。お口で触れる・なめる・吸うといったしぐさは、自分でお口に刺激を与えている行為で、発達の過程でとても大切なことです。

 

お口刺激はなぜ大切?

①お口で「触れる」「なめる」は脳への刺激

赤ちゃんは生まれたばかりのころから周囲の環境を探索しようとして自分の唇や舌で、指やおもちゃを触れたりなめたりします。これらの行為によって赤ちゃんは物の形や質感、温度などのさまざまな感覚刺激を脳に伝えます。そして、それらの刺激をもとにして世界を理解し、学習していくのです。

 

②最初に身につく五感は「触覚」

触覚は五感のなかで赤ちゃんが最もはやく身につける感覚です。一般的には視覚情報がいちばん多いと思うかもしれませんが、生まれたばかりの赤ちゃんの目はじつはほとんど見えていません。一方視覚はほぼ完成しており、痛みや物の質感も感じ取ることができます。視聴覚の情報と違い、触覚は実際に身体を通して残る感覚です。つまり、はやい時期に脳に刺激を与えられるのは、唇や舌を通した情報感覚なのです。

💡五感発達の順序

触覚(触角はほとんど完成しており、痛み・冷温・物の質感も感じることができます。)

嗅覚(出生直後から嗅覚で母親の乳房の位置を探すことができます。)

聴覚(生後4~6か月ごろからしっかりと音を聞き分けられ、母親と他人を区別できるようになります。)

味覚(味蕾という舌にある味を感じる器官の数は成人の1.3倍存在します。)

視覚(生後3ヵ月ごろの視力は0.04~0.08、6か月ごろになっても、0.1ほどしかないと言われています。)

 

③最初に自発的に動かせるのはお口

自発的に身体を動かすという点で、最もはやいのはお口です。もちろん手足も動かしますが、目的なくバタバタするだけです。母乳やミルクを飲むのは、反射行動(本能)によるものです。一般的には生後1か月半~2か月ごろから口に触れたものをなめたりするようになります。タオルがお口にちょっと触れれば一生懸命なめたり、唇を動かしたり。そのうちに手が動いて指を口にもっていったり、足を曲げて指をなめたりしながら、手や足の存在を自分の身体と認識していきます。自発的に身体を動かすということは、赤ちゃんが自分で成長しようとしていることのあらわれです。

 

「食べる」「飲み込む」の学習につながる

はやい子で1~2か月でよだれがでてきますが、いっぱいでるのはとても良いこと。たくさんお口を動かすことをしている証拠です。お口を動かし刺激されることによって、唾液がたくさんでます。唾液にはいろいろな効果があることが分かっていますが、赤ちゃんにとって大切なことのひとつに、「飲み込み(嚥下)の学習になる」があげられます。お口の刺激は、将来の「食べること」に繋がっているのです。

 

 

このようにお口で、触れる・なめる・吸うといったしぐさは発達にとても大切な行為です。

「人は口から育つ」と言えます。

 

さまざまな物をなめたりお口に持っていくことは、雑菌などをお口に入れることでもあり、免疫力を身につける意味でも大切です。赤ちゃんが触れるものすべてを過剰に清潔にしたり、お口に触れさせないようにしたり、、コロナ禍を経験して、これまでよりもお母様や保育に関わるかたの衛生意識が高くなったように感じます。

赤ちゃんのお口に入るもの、触れるものを清潔に保つこともたいせつですが、今回ご紹介したように、お口刺激は赤ちゃんとって大切な行為です。指をお口に入れたり、おもちゃをなめたりするときの多くは鼻で呼吸をするため、口呼吸を減らすことにも繋がります。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。良い一日をお過ごしください♪

 

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