野菜についた農薬を、おうちで減らす方法|ブログ|江東区木場駅の歯科医院 – こうとうデンタルオフィス木場

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野菜についた農薬を、おうちで減らす方法

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こんにちは。東京都江東区木場(門前仲町・東陽町の深川エリア)の歯医者、こうとうデンタルオフィス木場の保育士、酒井梨乃です。本日は「上級食育アドバイザー」有資格者の視点からのブログです。

 

私たちは歯の健康を通して、皆様が楽しく健康的な食生活、ひいては生涯を歩んでいけるお役に立ちたいと考えています。「食」は精神的、肉体的な健康に直結する大切な要素。本日はそんな食に関するお話、野菜についた農薬との付き合い方についてまとめていきます。

 

残留農薬について

これは農薬を使って作った農作物や、畑に残る農薬のことで、かつては規制がありませんでした。2006年5月末に食品中に残留する農薬等の新しい制度(ポジティブリスト制度)が施行され、規制が可能となりました。

 

ポストハーベスト農薬について

残留農薬の中でも特に危険性の高いのが、このポストハーベスト農薬です。収穫された後に、くだもの、穀物、野菜に散布する農薬のことです。日本国内で使用することは禁止されていますが、外国から輸入されるものには禁止条約が適用されず、農薬が残っている可能性が高いです。

 

外国から運ばれるものは、長期間の保存や輸送中に害虫やカビが発生する等の問題を防ぐために施されていることが多くあります。防カビ剤、殺菌剤、殺虫剤が吹き付けられるのですが、畑で使われる農薬の数倍~数百倍の濃度だと言われています。

 

また農薬は表面に付着するだけでなく、皮の中まで浸透する危険性があるため、水洗いしても落としきれません。農薬の中には発がん性や催奇形性が疑われるものも存在します。

 

ポストハーベスト農薬の残留が疑われる食品

穀物 → 小麦、大豆、米、とうもろこしなど

果物 → オレンジ、レモン、グレープフルーツ、バナナ、さくらんぼなど

野菜 → じゃがいも、かぼちゃなど

その他 → ナッツ、冷凍食品、加工品

 

店頭に並んでいるオレンジやレモン、バナナがぴかぴかに光って、黄色く染まっているのに違和感を感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

残留農薬の減らし方

効果の薄い順にまとめています。

 

洗う 農薬残留率 1~98%

水洗いでは水溶性の農薬で、表面についたものは落とせますが、あまり効果は期待できません。特に油性の農薬は落ちないと思った方が良いでしょう。

 

ゆでる 農薬残留率1~72%

水洗いよりも素材の残留農薬は減りますが、効果は薄いです。煮汁ごと食べるものに関しては、煮汁にどの程度残留しているかも不明です。

 

炒める 農薬残留率0~56%

ゆでるよりは良いですが、大差はありません。油でいためるので、脂溶性ビタミンの吸収はよくなります。

 

揚げる 農薬残留率0~19%

かなり効果的です。ほとんどの農薬が検出限界以下まで減ります。この方法は農薬よりも脂質の方が心配です笑

 

皮をむく 農薬残留率0~60%

残留率は0~6%で、検出限界以下。しかし皮をあまり厚くむくことができない食品には、60%を超える残留農薬があります。皮を厚くむくことができる野菜には効果的です。

 

 

一番の方法は…

やっぱり無農薬や、低農薬のものを購入するのが一番です。お財布と相談しながら、上手に農薬と付き合っていきたいものですね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。良い一日をお過ごしください♪